確かな成長が実感できる場がここに。

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SUMITO ARAI
新井 澄人
2004年入社
IPC本部ラーニングプラットフォームsol部
ゼネラルマネージャー

今までにない
新たなコンサルタントのスタイルを創る

海外で見えた「DX化」の波に乗る未来の可能性
1年も経たずして、事業部をスタート

2004年に入社して営業職としてスタートして以来、さまざまな土地やポジションを経験し、 現在はIPC本部(コンサルタントが所属する部署)のゼネラルマネージャーに加え、ラーニングプラットフォームソリューション部で部長を務めています。これまでのライセンス事業や、グローバルネットワーク事業、ラーニングデザイン部などを統括した部署で、これから先の当社の未来を担う、重要な業務に取り組んでいると自負しています。

18年間勤務する中で、ターニングポイントとなる出来事はいろいろありましたが、現在も中心となって取り組んでいるDX化を考えるきっかけになったのは、2018年にサンディエゴ(米国)で参加したATDカンファレンス(※)でした。参加者たちは、当時すでに会場でタクシーを呼ぶにもUberを使っていて、まだ日本ではあまりメジャーではなかったDXが、当たり前のように浸透していることに驚きました。

その頃、私たちはまだ紙の商材を取り扱っていたので、このままではダメだ、今後デジタルの波が必ず来るので学びの場でもDX化が急務だ、と強く感じました。当社としては初めての取り組みでしたが、動き始めてから事業化するまでのスピードは非常に速かったですね。1年も経たずして、2019年4月にはデジタルソリューションビジネス本部(DSB 本部)が発足し、私はラーニングデザイン事業部長として、事業化をスタートさせました。全くの新規事業に対するこのスピード感や事業予算のかけ方も、BConならではの強みだと思います。

※ATDカンファレンス…グローバルの人材開発のプロフェッショナルに向けた世界最大規模のカンファレンス

DXで、学びの多様性や貧困問題にも立ち向かう
前例がないからこそ、全く新しいコンサルタント像をつくる

DX化を進める中でも当社の「学びを提供する」という本質は同じですが、ここから多くの新しいメリットが生まれています。そのひとつが、時間や場所などのさまざまな条件に縛られることなく、個々に合った学びのサービスを選択できるということです。研修ひとつとっても、組織ごと、年代ごとなどの集団しばりで受けるのではなく、一人ひとりの多様性や専門性などの強みを引き出し、高めるための「個の学び」が可能になるのです。

この分野は社内にも事例が少なく、自らノウハウを蓄積していく必要がありますが、動画やAIなどのデジタルを活用した学びと、BConが58年築き上げた人と人との接点があるからこそ生まれる成果のハイブリットなど、今までのコンサルタント像とは全く違う、新しい形をつくっていけるのではないかと思います。私たちは新たな学びのスタイルを築く出発点に立つ者として、未来に認められるコンサルタントを目指し、サービスを提供していきたいと考えています。

他にも、例えば東南アジアの現地法人BConSEAでもDX化を進めており、東南アジアは日本のように郵便体制が整っていない地域もまだ多いですが、スマートフォンの普及率はかなり高いため、紙の商材を送るよりもデジタルソリューションの方が届けやすいという利点があります。こうした貧困層や発展途上国などインフラ整備が整っていない地域でも、平等に学習することができますし、紙などの資源を消費せずに最新情報に更新できるというサステナブルな面もあるのです。

私たちは、今後グローバルに事業を展開していくためには、DX化は欠かせないと考え、急ピッチで事業を進めてきました。現在は、東南アジアのBConSEAが海外パートナーと連携して、タイ語版やベトナム語版でも当社のデジタルソリューションの制作に取り組んでおり、そうした地域の方々にも、広く学びの機会を提供できるよう挑戦を続けています。

また、私自身もコロナ禍でオンライン化が進んだことで、ライフスタイルが変わったと感じています。昔は残業や出張でほとんど家族と過ごす時間がとれませんでしたが、今は出社も2週間に1回ほど。社内外のミーティングや資料作成、海外パートナーとのセッションも自宅から行うことが可能です。求められていることは長時間働くことではなく、高い成果を一定の時間内に出すことだと、改めて気付かされました。何より、リモートワークにも対応可能なビジネスを提供している我々だからこそ、社内でも率先してリモートワークを推進しています。

海外パートナーとのセッションも自宅から
Well-beingな働き方で

私が新人の頃、先輩から求められたのは「ギリギリまで自分の力でやってみる」ということでした。厳しいと感じることもありましたが、「あいつはまだまだできるはず」という期待とプレッシャーを受けながら、潜在能力を開花させることができた人も多いのではないかと思います。日々模索しながら一つひとつ答えを見つけて蓄積していくことで、成長の実感が生まれてくると考えています。

当社では個人の能力開発には積極的に取り組みますが、一人だけに仕事を押し付けることは絶対にありません。必ず2〜3人のチームで活動し、遅くとも19時までに業務を終わらせます。昔の働き方からは考えられないですが(笑)。タスクアサインについても丸投げにはせず、一緒にやることや分業を意識して進めています。孤立することなく、相談しながらお互いが成長していけるWell-beingな環境を目指しています。

10年、20年先の未来を見据えた
若手の挑戦「ニューフロンティアプロジェクト」

当社には、現状に甘んじることなく、常に新しいことに挑戦していくことをよしとする気質があります。その具体的な取り組みのひとつが、横関会長(当時社長)からの声がけで手挙げ式でスタートした「ニューフロンティアプロジェクト」です。このプロジェクトでは、10年以上先に、現場でバリバリ活躍しているであろう現若手社員50名ほどが手を挙げ、2040年以降の社会の変化を見据えて、BConがどんなサービスを提供する企業になるのか、といった未来に向けての議論を行っています。そして、こうした新しい発想についてジャッジし、経営陣にその考えをより理解してもらえるように間を繋ぐ役割を担うのが、「ネクストジェネレーションボード」のメンバーです。将来当社の経営を考えていく人材として選出された9名のメンバーの内の1人として、私も日々議論を重ねています。

現在当社では、組織や人材開発のベストソリューションという、BtoBがメインとなっていますが、これからは個人の能力が重要視される時代の変化に応えるサービスの提供が必要だと考えています。2030年には働く人の91%がフリーランスになるとも言われていて、「組織の中での階層教育」という概念や学ぶ環境も大きく変わってくるはずです。今後は、一人ひとりの能力開発に向けたソリューションを多くの方に提供することで、それぞれがウェルビーイングを感じられる、サステナブルな社会を共に作っていきたいですし、そこにぜひ、皆さんの新しい発想を活かしてもらいたいと思います。

 

 

 

休日の過ごし方

週末は近所の商店街まで散歩がてら買い物に行き、こだわった食材で中1と小2の娘のためにランチとディナーを作っています。コロナ禍で、仕事の効率が桁違いによくなり、在宅時間が増え、家族とのコミュニケーションを楽しんでいます。